最後に、Pep UpをはじめとしたICTツールの導入や、ICTツールの登録率向上に悩まれている他健保様へメッセージをお願いします。
高木氏:
紙媒体と比較し、Pep UpをはじめとしたICTツールを活用することで間違いなく時間・労力・コストを削減することが可能です。そうした課題をお持ちの健保であれば、導入するべきだと思います。
JMDC社の「Pep Up」であれば、医療費分析ツールの「らくらく健助」で組合員のデータを抽出することで、今まで見えなかったものが初めて見えるようになり、現状を定量的に把握し、対策を考え、実行することも可能です。
ICTに対応できない加入者にも健保は対応しなければいけないので、ICTを導入すると紙媒体と併用することになります。併用により作業量は増えますが、総労力は減るのでメリットの方が大きいと感じています。
梅田氏:
登録率を上げるためには、被扶養配偶者に向けてポイントインセンティブを訴求して被保険者の登録を促す手段も考えられると思います。
ありがとうございました。
取材日:2021年7月21日
編集後記
ここまで北海道信用金庫健保様のインタビューをお読みいただき、ありがとうございました。
総合健保でPep Up登録率90%以上は他に例がなく、どのような取り組みをされているのかJMDC社内でもとても関心が高い事例でした。実際にお話を伺い、Pep Upに関する業務を担当されている皆さまが地道な努力をされていることが伝わってまいりました。また、「事業主の担当者や加入者の皆さまのご協力があってこそ」と繰り返し仰っていたことがとても印象的でした。
末尾になりますが、インタビューにご協力いただきました御三方に厚く御礼申し上げます。