catch-img

【セミナー開催レポート】第2期データヘルス計画中間見直し対策セミナー

2020年9月16日、全国の保険者様を対象とした「第2期データヘルス計画中間見直し対策セミナー」を開催しました!

のべ711名の方にご参加いただき大盛況ののちに終了いたしました。
ご参加頂いたみなさま、誠にありがとうござました。

今回は本セミナーの開催レポートをお送りいたします。

目次[非表示]

  1. 1.セミナー開催概要
  2. 2.第1部:【JMDC】第2期データヘルス計画中間見直しスケジュールについて
  3. 3.第2部:適切な中間評価と保健事業見直しの準備
  4. 4.第3部:先進保険者事例発表
  5. 5.参加者アンケートより
  6. 6.さいごに


(写真左より、第一生命健康保険組合:田中氏、摂南大学教授:小川先生、丸井健康保険組合:矢倉氏、トッパングループ健康保険組合:梅木氏)

セミナー開催概要

第2期データヘルス計画の中間見直しを来年に控え、保険者の皆さまが中間見直しをスムーズに行っていただくことをテーマに、

保険者におけるデータ分析の第一人者である摂南大学の小川俊夫教授に登壇いただき、本セミナーをZoomにて開催いたしました。

また、後期高齢者支援金減算対象上位保険者様に、保健事業の事例共有のご発表もいただきました。

第1部:【JMDC】第2期データヘルス計画中間見直しスケジュールについて

第1部ではJMDCより、第2期データヘルス計画中間見直しのスケジュールを改めてご案内いたしました。

2018年度より始まった第2期データヘルス計画の折り返しである2020年度時点で、現在の取組の棚卸と分析による現状把握をもとに中間評価をし、第2期データヘルス計画後期に向けて評価指標を修正していく、この一連の流れを改めて整理いたしました。

第2部:適切な中間評価と保健事業見直しの準備

第2部は摂南大学の小川俊夫教授より、中間評価を行うにあたり、改めて保健事業の評価項目について整理いただきました。

データヘルス計画には、アウトカム・アウトプット・プロセス・ストラクチャー、といった指標がありますが、これらの指標を「ロジックモデル」を活用し、分かりやすく定義付けをしていただきました。

第3部:先進保険者事例発表

第3部では、保険者インセンティブ上位保険者である第一生命健康保険組合田中氏、丸井健康保険組合矢倉氏、トッパングループ健康保険組合梅木氏にご登壇いただきました。

第一生命健康保険組合 常務理事
兼 第一生命株式会社 人事部 部長 兼 健康管理室 室長 田中 耕次 氏

第一生命健康保険組合田中氏からは、「事業主とのコラボによる職制を生かした特定健診・特定保健指導」についてお話いただきました。

特定保健指導を事業主とコラボすることで大きく実績を上げている点について、ご参加いただいた保険者様からも多くご質問をお寄せいただきました。



丸井健康保険組合 保健事業担当課長 矢倉 摂 氏

丸井健康保険組合矢倉様からは、「成果にこだわる特定保健指導」として、こちらもコラボヘルスを促進していく中でどのように特定保健指導の実施率を高めていったかの事例についてご紹介いただきました。

兼ねてから受け継がれてきた健康を大切にする風土を活かした、健保・事業主の垣根を超えた取り組みについてのお話は、非常に印象的な内容でした。


トッパングループ健康保険組合 課長 ヘルスケアチームリーダー
梅木 稔 氏

夕方の部では、第一生命健康保険組合梅木氏より、「ヘルスケア推進委員と健康保険組合の連携によるコラボヘルスの推進」についてお話いただきました。

各事業所へ「ヘルスケア推進委員」を委託し、委員向けの研修会を健保主催で毎年実施、年間での推進活動計画を推進していく旨をご説明いただき、コラボヘルスをどのように進めていくかについての質疑を交えながら非常に活発な講義となりました。

参加者アンケートより

当日ご参加いただいた方からお寄せいただいたご感想を一部ご紹介いたします。

・コロナ禍で出向いてのセミナー受講や情報収集がなかなかできない状況下において、非常に参考となるありがたい企画およびプログラムの内容でした。限られた時間の中でわかりやすく説明いただきありがたかったです。ウェビナーの意義を感じました。

・データヘルスのロジックモデル及びプログラム評価について学べて参考になりました。基本的に落としどころ(成果)を定めてから各レベルを決めていくと理解しました。評価については、正確な数値の把握と分析の方向性が重要と認識いたしました。

・先進的な保険者の保健事業施策がたいへん参考になりました。他健保様の事例をわかりやすく紹介して頂き、自健保の保健事業の改善点がイメージできたので、とても有意義でした。

・小川先生の講義だけでも十分素晴らしく、健保として助かる内容でした。目先のことだけに力をいれてしまうことに警鐘を鳴らしていただけています。健保活動や実務担当者の意識改革にもなりますし、保健指導にあたるスタッフ全員で見ることができました。ありがとうございました。

・データヘルス計画の評価や分析方法についての講義は初めてだったため、とても参考になりました。困難な状況ですがお互いに頑張ってコロナにも負けない健康・健全な日本の(世界の)創成のために貢献して参りましょう!!!

さいごに

改めまして、ご参加いただいた皆さま、ご登壇いただいた小川教授、田中氏、矢倉氏、梅木氏に心より御礼申し上げます。

JMDCは、今後も保険者の皆さまに寄り添った情報発信・セミナー開催を続けて参ります。

本記事のご感想や今後希望するテーマなどぜひご意見をお寄せください