【Pep Upリサーチ】睡眠不足は万病のもと？ 睡眠に関する調査

Pep Upリサーチでは健康に関する様々なアンケートを実施し、普段話題にすることの少ないテーマや、意外と同じ悩みを持つ人が多いテーマなど、Pep Upユーザーのリアルな声を集めたコラムをシリーズ連載しています。

今回のアンケートは睡眠です。

睡眠は、人間の基本的欲求のひとつです。心身の疲労回復に不可欠ですし、慢性的な睡眠不足は生活習慣病の発症や悪化にも繋がります。
また、睡眠不足が続くと、注意力や判断力が低下し、仕事の効率を低下させてしまいますし、事故やケガに繋がってしまうこともあります。
必要な睡眠時間や睡眠の質は、体質や日常生活の影響も受けるので個人差もありますが、日本人は世界的に睡眠時間が短い傾向にあるとも言われます。

今回のアンケートでは、普段の睡眠時間や理想とする睡眠時間、どれくらいの人が睡眠で問題を抱えているのかについて調査を行いました。

アンケート概要

【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】Pep Upユーザー
【調査実施日】2021年5月4日〜2021年5月31日
【有効回答数】18,617人

※アンケートごとに性別・年齢・ご加入の健康保険組合などから対象を設定しご協力のお願いをしています。このアンケートで本人が特定される事はありません。

日本人の平均的な睡眠時間とアンケート結果の比較

Pep Up ユーザーの平均睡眠時間は、男女共に、年代が上がるほど短くなる傾向が結果からみられました。

厚生労働省より出されている「健康づくりのための睡眠指針2014」によると、日本人の平均睡眠時間は6〜8時間だそうです。
今回のアンケート結果では、30代男性では約6割で6時間未満で、年代が上がるごとに更にその割合は大きくなり、60代男性は8割が6時間未満の平均睡眠時間でした。
女性は、年代ごとの差は男性ほどはみられませんでしたが、40代以降はおよそ半数が6時間未満の平均睡眠時間でした。
男性・女性ともに年齢とともに睡眠時間は短くなる傾向にありましたが、特に男性でその傾向は顕著となりました。

十分と思う睡眠時間と実際の平均睡眠時間のギャップについて

次に、十分と思う睡眠時間と現在の睡眠時間のギャップについて聞いてみました。
必要な睡眠の質、時間は個人差がありますが、目安のひとつとして、日中に眠気が起こらないことが挙げられると思います。

アンケート結果では、ギャップがないという人は2割弱だけでしたが、そのギャップがないという人たちでも、約2割の人が週に3回以上は日中に眠気を感じる、と回答していました。
全体でも約3割の人が週3回以上の眠気を感じており、多くの人が慢性的に睡眠不足と感じていることが伺える結果となりました。

普段の睡眠不足は休日の寝だめで解決?!

平日は、仕事、育児、家事、介護、人付き合いなどで睡眠時間を確保できず、休日に普段より遅く寝ていたり、あるいは日中をほとんど寝て過ごしていることはないですか？休日などにまとまった睡眠を取って、日頃の睡眠不足を解消しようとすることを一般的に「寝だめ」と呼ぶことがあります。
アンケート結果では、休日の睡眠時間が2時間以上長い人が3割強で、5時間以上長い人は約2割という結果でした。

しかし、休日の寝だめで日頃の睡眠不足を取り戻すことはできないと言われています。また、平日と休日での就寝時間や起床時間のずれや睡眠時間の差があることで、体内リズムが乱れ、睡眠の質の低下や体の不調につながるとも言われています。
特に、仕事のスケジュールが不規則な場合は難しいかもしれないですが、少しずつでも、平日の睡眠時間を確保しつつ、休日の寝だめ時間を短くして、平日と休日の睡眠時間の差を縮めることが大切です。

睡眠の満足度と日常生活への影響

アンケート結果で、睡眠に対して不満と回答している人のうち、約半数近くが日常生活への影響はないと回答していました。その一方で、パフォーマンスの低下を自覚している人が約3割、仕事中に居眠りをするという回答が2割という結果でした。

睡眠が足りてなくても、「少し頑張れば大丈夫」と無理して過ごすこともあると思いますが、「睡眠不足は万病のもと」とも言われますので、まずはご自身の日頃の睡眠習慣を見直してみてはいかがでしょうか？

そして、心も体も健やかに過ごしましょう。

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