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【セミナー開催レポート】PHR×ウェアラブルデバイスでコラボヘルスによる自発的な従業員の健康づくりの推進

2022年6月28日(火)、「PHR×ウェアラブルデバイスでコラボヘルスによる自発的な従業員の健康づくりの推進」と題したセミナーをオンラインで開催いたしました!
今回のセミナーでは、ウェアラブルデバイス『Fitbit』を販売するグーグル合同会社様と、「健康経営銘柄2021」に選定され健康経営に『Fitbit』を活用されている中部電力株式会社様をゲストにお呼びし、ご講演いただきました。

当日は166名の方にご参加いただき、大盛況のうちに終了いたしました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!

今回は本セミナーの開催レポートをお届けいたします。

目次[非表示]

  1. 1.グーグル合同会社様「組織のウェルビーイング向上に寄与する『FITBITがもたらす健康意識変容』について」
  2. 2.中部電力株式会社様「ウェルビーイングの実現に向けた健康経営の推進とFITBITの活用について」
  3. 3.おわりに


グーグル合同会社様「組織のウェルビーイング向上に寄与する『FITBITがもたらす健康意識変容』について」

グーグル合同会社でFitbit Japan事業統括をされている千川原様にご登壇いただき、健康経営の実践に向けてFitbitが重視していることや果たす役割についてお話しいただきました。

新しい習慣として日々自分自身のコンディションを知ることの重要性を主張され、特に以下の3つの指標の確認について強調されていました。

・エナジースコア:最近の活動、睡眠、心拍変動のレベルによって、活動的に動くのに適した状態か、回復を優先すべきか、スコアに応じてその日の活動を決めることができる

・ストレススコア:ストレス耐性がどれくらい回復しているか

・スリープスコア:よく眠れたか、体感とマッチしているか
※Fitbitは特に睡眠に注力していて、Fitbit Premium*では新たに「睡眠プロファイル」という機能が先日リリースされました。

*Fitbit Premium:Fitbitを用いて各ユーザーに対してカスタマイズされたプログラム、睡眠管理機能、数千種類のワークアウト、健康レポートなどを提供するサービス

日常的にこれらのスコアを把握することで、個人が自身のコンディションに合わせてその日の活動を決めることが可能となります。

   

今まで日本における健康経営の取組は、組織がある時点での個人の健康状態を見てサポートするという”点”の健康管理でしたが、これからは個人が日々の健康状態を確認する”線”の健康管理ができるよう組織がきっかけを作ることが大切です。
”線”の健康管理をサポートするのがFitbitであり、”線”の健康管理の延長線上に必ず行動変容がうまれると確信しているとお話いただきました。

セミナーでは以下の「Fitbit ストーリー」の動画もご紹介いただきました。ぜひご覧ください。


   

中部電力株式会社様「ウェルビーイングの実現に向けた健康経営の推進とFITBITの活用について」

「健康経営銘柄2021」に選定・ 「健康経営優良法人(ホワイト500)」に過去4回認定されており、健康経営の施策にFitbitを導入されている中部電力株式会社 安全健康推進室の内川様にご登壇いただきました。

中部電力株式会社様では、法制化に先駆けた1991年の育児休職制度を導入をはじめとする働き方の制度の整備や、産業保健スタッフによる全従業員の個別保健指導の実施など、社員が安全で健康に働ける環境づくりを推進されてきました。
健康経営に関しても、社長をトップとした安全健康推進会議において現状報告だけでなく施策の決定も行い、人事部から独立した安全健康推進室を設置して取組を強化されています。

しかし、これまでは休務者・疾患者を対象としたアブセンティーイズムの改善に注力しており、評価も定性的であることが課題だったそうです。
そこでFitbitを導入して、全従業員を対象にプレゼンティーイズムの改善を目指し、活動量などを定量的に把握できる体制を確立されました。

2021年度中には希望する約14,000人全員に配布を完了されました。
配布時に社長からのメッセージを発信したり配布後もFitbitの活用方法を周知したり、様々な工夫した施策が行われているそうです。
また、ウォーキングラリーなどの健康イベントなどでポイントインセンティブを付与することで、社員がFitbitを使い続けられるようサポートされています。

健康経営の取組においてFitbitを導入したことで、個人の行動変容のみならず医療費の削減やエンゲージメント向上、組織の活性化への効果も期待されているとのことです。
今後は、Fitbitを活用した睡眠・メンタルヘルス改善の取組や得られるデータの活用によって、社員のウェルビーイングの実現や企業価値の向上を目指されるとのことでした。

  

おわりに

改めまして、本セミナーにご参加いただいた皆様、そしてご登壇いただいた千川原様、内川様に心より御礼申し上げます。

JMDCは、Fitbitの法人向け販売代理店として健康保険組合様・企業様にこれまで15万台以上のFitbitの提供を行っている他、健康経営の推進もサポートしております。
コラボヘルスや健康経営の推進でお困りの際には、ぜひご相談ください!

本記事のご感想や今後希望するテーマなどぜひご意見をお寄せください