Pep Up ふれんど Meeting2024 開催レポート
2024年11月に、ご契約いただいている保険者様を対象とした「Pep Up ふれんど Meeting 2024」(旧Pep Upユーザー会)を開催いたしました。
Pep UpふれんどMeeting2024とは?
ご契約いただいている保険者様をご招待し、最新の保険者様を取り巻く環境や制度を解説したり、JMDCが提供しているサービスや保険者様の事例をご紹介する会です。
Pep Upユーザー会という名称からリブランディングしました。
対面とオンラインをあわせ129保険者様から217名様にご参加いただきました。
ご参加いただいた保険者様には改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
本記事、「Pep Up ふれんど Meeting 2024 開催レポート」では、全4部のコンテンツと参加いただいた方の声をご紹介します。
第1部:データから見るPep Up
当社小坂より、現在のPep Upについて数字データから考察した結果をお話ししました。
今回はご契約いただいている健保様から見られる特徴を数値から分析いたしました。具体的には、Pep Upの導入実績、登録率についての考察、Pep Upを活用した健康度改善についての考察についてです。
導入実績については、現在では220を超える保険者にご導入いただき、Pep UpのID発行数は695万人の方に発行させていただいております。業態別には、機械器具製造業の割合が高くなっております。
また、登録率の相関関係として、機能利用率や健康チャレンジ利用数を増やすことが保険者の登録率を向上させること、事業所管理機能の利用をすることによっても平均登録率が向上することをデータを用いて報告いたしました。
また、「Pep Upを利用することでより健康になるのか?」という健康度改善についての考察についてもお伝えいたしました。
Pep Upに登録し、ウェーキングラリーに積極的に参加している人ほど健康改善・健康状態の維持、また運動習慣や生活習慣の改善につながることが分かったことを報告いたしました。
第2部:登録率向上施策の紹介
第2部では、プロダクトビジネス本部の高橋が「登録率向上施策」について紹介しました。
特定の時期に登録率が急激に上昇する現象を「登録スパイク」と名付け、その事例として、登録スパイクが発生した4つの健康保険組合のケースをご紹介しました。
具体的には以下の4団体の事例です。
1. 日本旅行健康保険組合
導入2年目で登録率が45.7%伸びた事例です。この成功の背景には、医療費通知を紙からPep Upに完全移行する際、事業主や加入者に向けて丁寧な広報活動を実施したことが挙げられます。
2. 藤倉コンポジット健康保険組合
導入4年目に登録スパイクが発生しました。この要因には、医療費通知のWeb化を契機に、事業主との密なコミュニケーションを行った点があり、これは日本旅行健康保険組合の事例と共通しています。さらに、母体企業だけでなくグループ会社にも積極的に登録を呼びかけたことが効果を上げました。
3. エプソン健康保険組合
導入6~7年目に登録スパイクが発生した理由は次の2点です。
- イベントの開催や健康保険組合からの周知により、新入社員の登録を最大化したこと
- 春と秋でテーマを変える、インセンティブを強化するなどの工夫を凝らし、ウォーキングラリーを人気イベントとして定着させたこと
4. 長野県農業協同組合健康保険組合
導入7年目で登録スパイクが発生しました。その理由は以下の2点です。
- 事業所ごとの状況に合わせて、ウォーキングラリーの提案を行うなど、柔軟な登録促進アプローチを実施したこと
- 加入者の関心を引くキャンペーンを展開し、登録の動機付けを強化したこと
最後に、これら4つの健康保険組合の事例を基に、JMDCとして「登録率向上のポイント」を整理し、ご紹介しました。
なお、同内容についてはこちらの記事で詳細に記載しておりますので、ご覧ください。
第3部:今後のPep Upについて
プロダクトビジネス本部の大山より、今後のPep Upについてのお話をさせていただきました。
まずはPep Upの成長の要因についてお話しし、その後保健事業での今後の取り組みとして、保健事業になくてはならない必須機能を提供しつつ、保健事業をより楽しく活性化させていく機能やサービスを提供予定であることと、今後のアップデート予定をお伝えしました。
また、今後の保健事業をもう一段活性化するためには、企業の巻きこみが必要であること、そのためにPep Up事業主管理画面を使いやすくアップデートすることなどを計画していることもお伝えしました。
また、お預かりしているデータを使って多くのユーザーに価値を感じてもらうためのサービスを提供していく展望についてもお話しました。
第4部:アワード表彰式「Pep Up活用してるよ!アワード」
第4部では、プロダクトビジネス本部、坂井の進行で、「Pep Up活用してるよ!アワード」を行いました。
今回は、21保険者様から40事例のエントリーがあり、「業務効率化部門」や「こだわりコミュニケーション部門」、「健康チャレンジアレンジ部門」などさまざまな観点からPep Upの活用が優れている保険者様を表彰させていただきました。
優れた事例やユニークな取り組みなどをご紹介いただくことで、Pep Upをご利用されている保険者様間の情報共有やPep Up活用方法の発信をしていきたいと考えております。
さいごに
本編セミナー後には懇親会も開催し、日頃なかなか交流できない保険者様同士の情報交換・交流を深めていただきました。遠隔地からご参加いただいた方も多く、参加された方同士で様々な課題や情報を交換を行っているのが印象的でした。
開催後に実施したアンケートでは下記のようなご感想をいただいています。
参加者の声
イベントと登録率の相関やPepUpの利用が健康度の改善に寄与していることが理解できた
利用開始から年数が経過していても、登録者を増やすことができると知って、明るい話だなと感じました。
他健保の取り組みはとても参考になるので、今回色々と紹介してもらったことを当健保でも検討していきたいと思う。
普段お会いすることのない開発の方とも意見交換ができるため、非常に有意義な機会だと感じております。また、機会があれば参加させていただきたいと思います。
JMDCの皆さまがこの会のために一生懸命ご準備していただいたことや、Pep Upを盛り立てる意気込みがとても伝わりました。グッズもたくさんいただきまして、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
今回の「Pep UpふれんどMeeting」では、『ぐっときたら、やってみよう!』をテーマに掲げ、各保険者様が「これなら自分たちでも試してみたい」と思えるような具体的な事例を多くお届けすることを目指しました。
イベントを通じて、Pep Upをご利用中の保険者様から、本当に多くの事例や取り組みについてお話を伺うことができました。私たちが知らなかったユニークで興味深いアイデアもたくさんあり、非常に参考になると同時に、楽しみながら学ぶことができました。
また、懇親会などを通じて、様々な課題や期待のお声をいただきました。これらのご意見を真摯に受け止め、Pep Upをさらに良いサービスに進化させていきたいと考えています。
改めまして、このイベントにご参加いただいた皆さま、そして日頃よりPep Upをご利用いただいている皆さまに、心より感謝申し上げます。これからも引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、Pep Upに少しでも興味をお持ちの方や、現在お使いの健康ポータルサイトに関してお悩みを抱えている方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。