• 実務対応ガイド

第3期データヘルス計画 中間見直しの進め方

中間見直しに向けて保険者が進める実務を整理します。何をいつまでに、どの順番で進めるかを中間見直しの3つのSTEPに沿って整理します。自組合の対応に必要な準備を、確認しましょう。

  • 中間評価と中間見直しの違い

中間評価は、策定目標の「振り返り」、中間見直しは「後半3年間の再設計」です。

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2026年度は、第3期データヘルス計画の「中間評価」と「中間見直し」の実施が予定されています。両者は、目的の異なる2つの異なる工程です。

中間評価は、これまでの取組がどこまで進み、どの程度成果が出ているのかを客観的に整理します。
そのうえで、中間見直しでは、その評価結果を踏まえて、後半の3年間に向けて事業の内容や目標を必要な形に修正します。

【中間見直しの主な手順】

本図表は、『データヘルス計画作成の手引き』第3期改訂版、P49(STEP 4-2|中間・期末評価)をもとに作成したものです。
中間見直しで更新するのは、STEP1~STEP3のデータです。STEP4|事業報告は、単年度ごとの実績報告で扱う手順のため、ここでは対象外としています。


中間見直しでは、後半の事業計画の精度を高めるためには、可能な範囲で最新の傾向を把握しておくことが有効です。
次からは、中間見直しの実務について、STEP1~STEP3まで確認をしましょう。

※STEP1〜3は、第2期データヘルス計画の中間評価・中間見直し時の実務を参考にまとめています。 第3期の中間見直しにあたる具体的な操作方法は、データヘルス・ポータルサイトで別途公開される予定です (2026年7月6日時点で未公表)。

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STEP1|現状を構造的に把握する

STEP1は、①基本情報の整理、②保健事業の実施状況の整理、③基本分析で構成されます。

01

基本情報の整理
加入者の属性、事業所の概要、これまで健保組合・事業主が実施してきた取組みを整理し、今後の事業設計に活かします。

02

保健事業の実施状況の整理
これまでの取組みを健保組合・事業主ごとに整理します。重複している事業や目的が明確でない事業を見直す機会にもなります。

03

基本分析
自組合の健康課題を明確にすることを目的に行います。レセプト・特定健診結果のデータから、医療費の状況、加入者の健康状態、生活習慣の状況などを分析します。
※下図(STEP1-3基本分析の考え方図表参照)

それぞれの分析で、具体的に何を行うかを整理をします。

自組合で分析を進める場合、特に医療費分析は、保健事業として対策が打てる疾病を見つけるために行います。分析の目的を明確にし、仮説を立てて検証する流れで進めます。

JMDC主催|医療費分析セミナー資料抜粋

特に保健事業として対策が行うことが可能な項目に着目することが重要です。
医療費分析を詳しく知りたい方には、「医療費分析オンデマンドセミナー」もご活用ください。

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STEP2|健康課題の抽出と優先順位づけ

STEP2では、STEP1の分析から見えた健康課題を抽出し、優先順位をつけます。
対策の方向性とあわせて整理し、STEP3(保健事業の選定)に活かします。優先順位は、課題の重要性(下図:縦軸)と、改善可能性(下図:横軸)の2つの軸で判断します。

  • 解決を目指す健康課題を選定する場合の留意点

手引きでは、重大な課題でも解決が難しい場合や、対策の効果が出やすい課題への着手について、選定時の考え方を示しています。

例えば内臓脂肪症候群では、改善していない層と、予備群や非該当が悪化している層とで、課題の所在が異なるとしています。詳しい考え方は、上記手引きをご参照ください。

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STEP3|保健事業の実施計画

STEP3では、保健事業を選定し、目標と評価指標を設定します。
まず、事業全体の目的と目標を定めます。事業全体の目的は、STEP2で優先すべきと判断した健康課題を解決することです。

出典:「データヘルス計画作成の手引き(第3期改訂版)」(厚生労働省・健康保険組合連合会)
P42(STEP 3-1 保健事業の実施計画)STEP1-3|「図表3-13 事業の目的と目標」

次に、以下の3つを進めます。

01

健康課題と保健事業をひもづける
どの事業が、どの課題に対応しているかを確認します。既存の保健事業を継続する場合も、効果を確認し、見直しのポイントを探ります。

02

評価指標と目標値を設定する
事業の成果を測るアウトカム指標と、実施量を測るアウトプット指標の2種類を設定します。

※アウトカム
事業の成果が達成されたか(検査値の改善率、特定保健指導の対象者割合、病気の発症率等)
※アウトプット
事業の成果を上げるために立案した実施量に到達しているか(参加人数、実施率等)

03

年度ごとの目標値を設定する
目標の達成度を測りやすいよう、年度ごとの目標値も設定します。評価指標を設定する際は、比較的変化をとらえやすい指標を選ぶと、進捗の確認がしやすくなります。特定健診実施率、特定保健指導実施率、生活習慣のリスク保有者率などが例として挙げられます。

  • 参考情報

保健事業を選ぶ際は、国や健康保険組合連合会(以下、健保連)が示す方向性も参考になります。中間見直しで後半3年の保健事業を検討する際の方向性として活用できます。

①健康保険法に基づく保健事業の実施等に関する指針改定(2023年9月施行)
2030年までに取り組む保険者を増やすことを目指す保健事業が示されています。

 ②健保連「ポスト2025」提言|健康保険組合が取り組む5つのチャレンジ

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データヘルス・ポータルサイトの入力

STEP1〜3で整理した内容をもとに、データヘルス・ポータルサイトへ入力します。入力項目はSTEP1〜3の実務と対応しています。すべての入力を完了後、各ステップの内容をPDFまたはCSVとして出力できます。

  • STEP1

基本情報、保健事業の実施状況
基本分析の結果を登録します。

  • STEP2

健康課題の抽出を登録します。

  • STEP3

保健事業の実施計画を登録します。

第3期データヘルス計画 中間見直しの実務対応
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「第3期データヘルス計画中間見直し支援サービス」は、健康課題の分析から保健事業の検討、データヘルス・ポータルサイトに対応した成果物の作成、理事会・組合会への報告資料まで、中間見直しに必要な一連の実務をカバーします。
分析だけで終わらず、後半3年間の保健事業が成果につながるよう、実務まで見据えてご支援します。

当サービスが気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

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