
【Pep Upリサーチ】対策していますか?生活習慣病のリスクにもなる「歯周病」
Pep Upユーザー向けに健康記事などの健康にまつわるコンテンツを展開しています。この記事ではPep Upではどのような健康記事を展開しているのかをご紹介します。 ※本コンテンツはPep Upからの転載記事となります。 |
Pep Upリサーチでは健康に関する様々なアンケートを実施し、普段話題にすることの少ないテーマや、意外と同じ悩みを持つ人が多いテーマなど、Pep Upユーザーのリアルな声を集めたコラムをシリーズ連載しています。
6月4日~10日は「歯と口の健康週間」です!
この週間は、口腔の健康増進を目的として、厚生労働省・文部科学省・日本歯科医師会・日本学校歯科医会が連携し、毎年実施しています。
今回はこの取り組みにちなんで、「歯科の受診状況と口腔ケアに関する実態調査結果」をご紹介します。
「毎日歯磨きをしているけど、他の人の歯磨き習慣はどうなのか?」
「歯科検診のお知らせハガキも届いたりするけど、みんな受けているのか?」
――そんなふうに、ふと気になったことはあっても、意外と話題にすることの少ないテーマではないでしょうか。
歯を失う原因の1位は歯周病です。
歯周病は、口臭や歯茎からの出血などの口腔のトラブルだけでなく、糖尿病や心疾患など生活習慣病のリスクにもなりますし、妊娠中の方が罹患している場合には低体重児や早産の原因のひとつにもなることが知られており、全身に影響を及ぼす恐ろしい病気です。
とはいえ、歯周病は日々の適切な歯磨きや、歯科医院での定期的な検診・クリーニングによって防げるケースも多いと言われています。それでは調査結果をみていきましょう。
アンケート概要
【調査方法】インターネットアンケート
【調査対象】Pep Upユーザー(20代~60代)
【調査実施日】2020年7月7日〜7月31日
【有効回答数】1,628人
※アンケートごとに性別・年齢・ご加入の健康保険組合などから対象を設定しご協力のお願いをしています。このアンケートで本人が特定される事はありません。
およそ9割の人が”お口の悩み”を抱えている
Q.お口の悩みの有無と具体的な悩み
回答者のおよそ9割がお口の悩みを抱えており、その具体的な悩みは「黄ばみや着色(41%)」がもっとも多く、次いで「歯周病(34%)」や「歯並び(27%)」でした。
続いて、1年以内に歯科を受診したか否かと、受診の目的を伺いました。
Q.1年以内の歯科受診の有無と受診目的
およそ7割の人が1年以内に歯科を受診しており、その目的としてもっとも多かったのが「検診のため(36%)」であり、次いで「歯周病の治療(25%)」「虫歯の治療(23%)」となりました。
お口の悩みと照らし合わせてみたところ、具体的な悩みとして多かった「黄ばみ・着色(41%)」を解決する「ホワイトニング・審美治療での受診」はわずか2%にとどまっており、受診につながる理由がかならずしも悩みと一致しているわけでなく、口腔リスクの早期発見目的や、出血や痛みが伴う歯周病・虫歯をきっかけにしていることが多いということがわかりました。
「歯磨きは1日2回」が半数以上、職場で毎日歯磨きをする人はおよそ3割にとどまる
Q.歯を磨く回数と職場での歯磨き週間
1日に歯を磨く回数を伺ったところ、「1日2回」という回答が約半数を占めました。
あわせて、昼食後に歯を磨く人が少ないのではないかという仮説のもと、職場における歯磨きの実施頻度についても伺いました。
その結果、「毎日磨く」と回答した人はおよそ3割にとどまっており、その理由として「面倒だから(39%)」がもっとも多く、次いで「磨く場所が無い(19%)」「磨く時間が無い(16%)」「人目が気になる(16%)」と、職場環境によるものが続きました。
アンケート結果から、「職場での歯磨きは面倒」と思っている人が多いことがわかりましたが、食後は口の中が酸性に傾いており、食べ物の残りから細菌が繁殖しやすい状態が長く続くとプラーク(歯垢)が作られる原因となります。
プラークは口の中のネバつきや口臭の原因にもなるので、口腔内を清潔に保つためにも職場での歯磨きを取り入れてみてはいかがでしょうか!
およそ7割の人が「歯間ケア」に取り組んでいる
Q.歯間ケアを行う頻度と口腔ケア商品の利用状況
歯周病予防に大切といわれている、フロスや歯間ブラシによる歯間ケアですが、約半数の人が週に1回以上取り組んでいるという結果になりました。
歯間ケア以外にも、3割の人がマウスウォッシュを使っており、多くの人が意識的に歯磨き以外の口腔ケアを行っていることが伺えました。
歯間ケアは手間がかかるというイメージがあるかもしれませんが、慣れてしまえば数分で行えます。毎日継続しなくとも、まずは1回だけでも、ぜひ試してみてください!
日々の口腔ケアと歯科検診で歯周病を防ぎましょう!
歯周病を予防するためには、日々の歯磨きだけでなく、定期的な歯間ケアや歯科医院での検診、専門家によるクリーニングを受けることが大切です。
今回の調査結果では、歯科を受診する理由の1位として「検診」が一番に挙がるなど、口腔ケアに対する意識の高さが伺えました。
歯を失うことは、食べる・話すという機能が低下するだけでなく、生活習慣病のリスクにも繋がりますので、定期的な歯科でのメンテナンスを受けていない方や歯間ケアを行っていない方は、この機会にまずは歯科検診を受けてみてはいかがでしょうか。
今回のPep Upリサーチコラムはいかがだったでしょうか?
ぜひ皆様のご感想をお待ちしております!
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